仙台開府400年記念歴史講演会『河水千年の夢
 
平成13年11月20日 楽楽楽ホール


<プロフィール>
伊達家十八代当主
伊達 泰宗(だ て やすむね) 氏 1959年(昭和34年)東京生まれ
宮城教育大学修了後、東京国立文化財研究所第一修復技術部及び
宮内庁書陵部を経て、財団法人瑞鳳殿に勤務。
現在、瑞鳳殿資料館館長(文部科学省認定学芸員)、伊達泰山文庫主宰、
仙台市博物館嘱託、(財)東北放送文化事業団理事、仙台商工会議所顧問、
伊達之連顧問、仙台藩志会総裁、仙台開府四百年記念事業推進協議会名誉顧問他
□主な著書―
  「独眼竜政宗の素顔・形質人類科学編」 (宝文堂) 
  「政宗博物誌」 (財団法人瑞鳳殿)
  「伊達泰山文庫シリーズ−現代版伊達治家記録」他

http://www5a.biglobe.ne.jp/~date-18/

瑞巌寺住職
平野 宗浄(ひらの そうじょう) 老師 1928年(昭和 3年) 大阪府堺市生まれ
1947年(昭和22年) 京都大徳寺山内真珠庵にて出家得度
1955年(昭和30年) 花園大学文学部仏教学科卒業後、神戸祥福寺僧堂に掛塔
1959年(昭和34年) 瑞巌寺僧堂へ転錫
1966年(昭和41年) 臨済宗大徳寺派 瑞祥寺住職
1976年(昭和51年) 花園大学教授
1988年(昭和63年) 瑞巌寺僧堂師家
□主な著書
  「頓悟要門」(筑摩書房) 「雲居和尚年譜」(思文閣出版) 「狂雲集全釈 上」(春秋社)
  「雪江禅師語録」(思文閣出版) 「大燈禅の探求」(教育新潮社) 
  「大燈国師語録」(思文閣出版) 
  「一休宗純」 (名著普及会) 「一休と禅」 (春秋社) 「大燈」 (講談社) 他

http://www.maiko.com/zuiganji/

仙台市博物館前館長
濱田 直嗣(はまだ なおつぐ) 氏 1940年(昭和15年)  台湾に生まれる
1946年(昭和21年)  仙台市へ引揚げ      
1964年(昭和39年)  東北大学文学部東洋芸術史科卒業
1966年(昭和41年)  東北大学大学院美学美術史科修士課程修了
              仙台市博物館へ学芸員として奉職
1994年(平成6年)   同館学芸室長、副館長を経て、館長
2001年(平成13年)  仙台市博物館長を定年退職、引き続き同館嘱託
              現在、仙台市史編さん専門委員、宮城県文化財保護審査会委員   
平成6年度 阿部次郎文化賞受賞  平成10年度 地方教育行政功労文部大臣表彰
□主な著書
  「東北の原像」(創童舍)  
  「瑞巌寺の美術」(集英社)  「伊達衆の文化」(理文出版)   
  「図説・伊達政宗」(共著 河出書房新社)  
  「仙台市史特別編・美術工芸編」(共著 仙台市史編さん委員会) 他

特定非営利活動法人
広瀬川の清流を守る会 会長
日下 均(くさか ひとし) 1950年(昭和25年) 白石市生まれ

法政大学経済学部卒業後、住宅メーカー勤務を経て昭和55年       
昭和宅建開業 代表者、(社)宮城県宅地建物取引業協会常務理事、                               同 太白支部長、長町一丁目商店街振興組合理事長
幼少の頃より、祖父、父と共にアユ釣りに親しみ、その影響で川に対する思い入が深い。
平成2年、「広瀬川灯ろう流し」復活の原動力となり尽力。
平成11年5月、広瀬川の清流を次代につなぐため「広瀬川の清流を守る会」を設立
平成13年4月、「特定非営利活動法人 広瀬川の清流を守る会」設立、代表理事(会長)

http://www.hirosegawa.com/



『広瀬川市民シンポジウム』
 みんなで考えよう広瀬川の水環境を開催

    日 時 : 平成11年9月20日(月) 午後18:30〜21:00 
    場 所 : 太白文化センター      楽楽楽ホール(200名参加)
    主 催 : 広瀬川の清流を守る会

   <第1部> 対談
        『森は海の恋人』著者畠山重篤氏
          (聞き手)宮城県環境生活部次長 樋口 美智子氏

   <第2部>パネルディスカッション
        『広瀬川水エコロジー』よみがえれ清流
           司 会(コーディネーター):広瀬川の清流を守る会 
                       会長 日下  均

          ・パネラー
            牡蛎の森を慕う会   代 表 畠山 重篤 氏
            宮城県環境生活部   次 長 樋口 美智子氏
            水の文化史研究会   会 長 佐藤 昭典 氏
            建設省仙台工事事務所 所 長 猪股  純 氏

             
 『森は海の恋人』著者畠山重篤氏と宮城県環境生活部次長樋口美智子女史との対談でなぜ漁民が山に木を植えるのかその理由を聞き、また、ひろく環境についてもお話を伺いました。 さらに昨年畠山氏の著書『リアスの海辺』に記された『貝道を行く』で三陸リアスの海とスペインのリアスの海も同じ森の広葉樹がもたらす豊饒の海であった。など興味のある話も伺いました。 第2部においてはパネルディスカッション形式で、佐藤昭典氏が仙台の基を築いた伊達政宗公以来の生活と切り離すことができなかった水の文化について説明し、仙台の豊かな水と緑にあふれた文化的な町であったことを強調。そして国の立場からは猪股氏が広瀬川の現状と課題またその対応策について河川行政の面より分かりやすく解説。環境に配慮した新河川法についてお話し頂きました。 佐藤氏、猪股氏の話に対し海の立場からの畠山氏とNPO推進者の樋口氏が加わり広瀬川を良くするため市の側から何ができるかその方向性で議論を進めました。 司会進行役は広瀬川についてこれらの一連の活動を続ける『広瀬川の清流を守る会』会長日下均がつとめました。

広瀬川移動研修 平成12年4月16日(日)17名参加
        広瀬川棒目木地区滝見学、大倉ダム、青下ダム、他見学     

 伊藤善健会員の運転するマイクロバスで午前10時太白文化センター前を出発、途中八幡町を通り放山の山崩れの状態を目にしました。この付近の広瀬川の流水は年間の3分の1が流水量がゼロということです。また藩政時代、重要な役割を果たした有名な四ツ谷用水の取水跡を見ることが出来ます。熊ヶ根の国道を通過して、参加者全員が初めて見る棒目木(ぼうめき)の大滝の勇壮さに皆、感嘆の声を上げました。こんな所にこんな素晴らしい景観があるとはあまり知られていないことと思います。大倉ダムの管理事務所では、休日にもかかわらず係りの方が出勤してくださり、管理システムを説明していただきました。普段一般には公開しない機械室も見せていただきました。昼食は和気あいあい、有名な三角の大きな油揚げや、味噌こんにゃくを頬張ったり、お土産を買い求めたり、それぞれ開放感に浸った一時でした。午後は青下水源の仙台市が上水道を始めた時からのパネルなどが展示してある「仙台水道記念館」を見学しました。案内役の安達孝治会員の楽しく大変詳しい説明を聞きながらの移動研修会でした。

大倉ダム

 大倉ダム管理事務所



河川清掃
平成12年度第1回河川清掃
平成12年5月27日 郡山堰〜広瀬橋〜八本松付近
参加35名(長町小学校生徒父兄12名)

 白柳(樹齢約25年、長さ約12m重さ約500kg)郡山堰より撤去作業

平成12年度第2回河川清掃
平成12年10月28日 郡山堰〜広瀬橋〜八本松付近
参加30名

 回収ゴミは、上流から運ばれ柳の木にひっかかっているたくさんのビニール類、空き缶、発泡スチロール箱、新聞、雑誌、自転車等。そして明らかに人が捨てたと思われるゴミが・・・ピンクや青、赤色の小さく可愛いい幼児向けのショルダーバックが箱に入れられて10数個。無造作に堤防の上から川へと捨てられていました。環境問題が叫ばれて久しいが、この現状を見て教育されなければならないんは、むしろ大人達の方なのかもしれないと感じました。失うのは一瞬だが、取り戻すにはその2倍も3倍もの時間と労力が必要です。このかけがいのない自然を守り伝えるのは、自然の中で生かされている私達の責務であると思います。2時間程の清掃活動後、広瀬橋下流で芋煮会を開催いたしました「芋煮大変おいしかったです」と子供達の声。芋煮を担当された松野さんご苦労様。そして、参加された皆様大変お疲れ様でした。

平成13年度第1回河川清掃
平成13年4月14日 郡山堰〜広瀬橋〜八本松付近
参加34名

 河北新聞「読者のひろば」を見て参加されたご家族や河原で遊んでいた八本松中の生徒3名も加わり、大勢での清掃となりました。清掃終了後、仙台で一番早く桜が咲くという広瀬川河畔、河原町1丁目にある広瀬公園で花見会をしました。青空の下、桜を愛でながらみんなで楽しい会話と美味しい酒でひと時を過ごしました。労働の後の酒はうまい

平成13年度第2回河川清掃
平成13年5月12日 郡山堰〜広瀬橋〜八本松付近、広瀬公園前の河川敷
参加者22名

 ゴミは前回より少なく感じたが、タイヤ6本、自転車2台、その他県で行った中州の樹木選定の枝を大量に回収した。また、ゴミ袋に入れられた犬の死骸を回収。「ボランティア通帳」申し込み受け付け(子供のみ)。現在登録者10名※子供たちの参加を拡大することを目的に「ボランティア通帳」を発行することにした。ポイントにより各種イベントに無料参加してもらうほか、将来的に地域通貨との交換などを考慮中。

平成13年度第3回河川清掃
平成13年6月9日  広瀬公園前の河川敷〜郡山堰〜愛宕堰

今回はゴミを拾いながら愛宕堰まで歩きました。また、七郷、六郷堀の取水口を見学、広瀬川の本流と取水の状況を学びました。

平成13年度第4回河川清掃
平成13年7月14日真夏の炎天下、八本松付近から郡山堰まで
河川敷をリビングを見て来た人を含め20数人が参加。

 ゴミは通常の量だったが、上流の中州や河川敷で伐採した大きな木の枝の回収が大変だった。

平成13年度第5回河川清掃
平成13年8月11日

今回は夏休み中ということもあり、子供さんの参加も多く約30名が清掃に汗をながした。出席者には「政宗さんの川狩」に無料で参加できるボランティア手帳の交付を受けていた。

平成13年度第6回河川清掃
平成13年9月8日、朝から天気がよく、気温も25度を超える夏日
参加者 20数名

 今回は、雨が多かったためか、上流から流されてきたゴミがたくさん引っかかっていた。また川の水量が多く、流木の撤去に苦労した。

平成13年度第7回河川清掃
平成13年10月13日、30名近くが参加して実施。

場所は広瀬橋付近の河川敷の他、宮沢橋までの両岸の歩道付近。終了後は河川敷で美味しい「イモ煮」をいただいた。 

平成13年度第8回河川清掃
平成13年11月10日
長町小の先生ら6名の初参加者を含め、20数名で行われた。

 今回はイモ煮会のゴミ等もあり、いつもよりは多かった。

平成13年度第9回河川清掃
平成13年12月8日
今年最後の清掃、長町小4年生が沢山参加。
        
 いつもの2倍近い60名の参加になった。
この参加を機会に子供達が環境問題についてもっと関心を持ってくれればと感じた。

 平成12年度第1回
平成12年度第2回

 平成13年度第1回    

平成13年度第2回

平成13年度第3回

平成13年度第4回

        平成13年度 第5回

●新春初歩きのお知らせ
平成13年1月13日 午後1時30分〜3時30分
郡山掘の現況とホタル生育環境を学び、広瀬名取川合流点を視察
郡山堀(広瀬川取水口)〜長町一丁目(ホタルの家)〜八本松〜郡山〜名取川〜広瀬名取合流点

●新春初歩き結果報告
第2回「広瀬川初歩き」開催される。  1月13日(日) 10:30〜12:00 第2回「広瀬川初歩き」が開催。広瀬橋から中ノ瀬橋まで広瀬川河畔を流域の歴史、言い伝えなどを学びながら歩きました。普段見慣れている川岸を改めて歩いてみると、形を変えて流れる川の光景やそそり立つ両岸の河岸段丘に参加者は感動した様子。また、土砂堆積による中州や樹木の成長も確認しながら松野会員の説明を聞きました。先頭には木村成三君が当会の旗を最後まで元気に持って歩き、大橋では江刺先生が自宅近くで出迎えられ、甘酒で疲れを癒し、懇談の後に伊藤会員のバスで帰路に着き、楽しい一日を過ごしました。参加者20名。